空気清浄機の効果を全力調査、意外な事実が見えてきたかも?

空気清浄機

空気清浄機の効果とは

最近ますます空気清浄機が売れているらしいです。空気清浄機いまでは一般に広く普及していますが、一昔前はそうでもなかったような・・・。

ということで調べてみると、国内出荷金額では2001年から2012年にかけて、なんと3倍に伸びています。(機械情報産業カレントレポートより)そして、その後も順調に伸びているようです。

調査会社の富士経済は今後の注目市場として空気清浄機を挙げており、2014年には空気清浄機の販売台数が2000万台を突破、2018年には2409万台になると予測しています。

内閣府消費動向調査によると空気清浄機の世帯普及率は約44%に到達しているそうです。また、それら空気清浄機を所有する家庭の4割が2台以上保有しているとのことです。もはや空気清浄機は、一家に一台ではなく、一部屋に一台の時代なのですね!驚きました。

近年は、日本人の国民病ともいわれ、じつに全人口の25%が罹患しているといわれる花粉症や、微小粒子物質「PM2.5」に代表される大気汚染、カビ・ダニなどのアレルギー性疾患の原因物質、などに関する健康被害への懸念から、空気環境への意識が高まっています。そういった意識が空気清浄機の購入に向かわせるのでしょう。

空気清浄機の本質は?

さて、ここからが本題です。空気清浄機って効果がわかりづらいですよね。花粉やPM2.5を除去したり、消臭したりするとのことですが、なかなか実感できないかもしれません。

じつはメーカーもそのことは百も承知で、いろんな機能を足したりしてユーザーへアピールします。たとえば、加湿機能付きとか、マイナスイオン発生機能とか、ありますよね。

でも実際のところ加湿器は冬しか使用しませんので、夏場は要らなかったりします。マイナスイオンに関しては、「プラズマクラスター」や「ナノイー」などといったネーミングで各メーカー付加価値を付与するのに躍起になっていますが、その効果は、まあオマケくらいに思ったほうがよいでしょう。ちなみに消費者庁もプラズマクラスターの効果は科学的根拠がないということで、景品表示法に違反するとしてメーカーのシャープに措置命令を出しています。そのような付加的な部分ではなく、また商品としての魅力でもなく、実際の空気清浄機の効果について、すこし全力で調べてみました。

空気清浄機は集じん機

そこでわかったことは、空気清浄機の本質は集じん機ということです。「えっそんなことも知らなかったの?」といわれそうですが・・・。一般的な8畳用の空気清浄機を8畳の部屋で使用した場合、風力を最大にすると部屋体積の約9倍の空気を吸引して吹き出します。これって凄いですね!

※8畳1間(約13m2)×高さ約2.4m=体積約31m3の部屋において、強設定時風量4.5m3×分の(1時間あたり270m3の空気が動く)8畳用空気清浄機を設置した場合。[270m3 ÷31m3=約8.7回/1時間]

要するに1時間に部屋の体積の空気を約9回も空気清浄機を通すということですから、そこに高性能なフィルターがあるとかなりの粉塵は取り除けるのではと思います。ただし、窓を開け放つと、次から次へと花粉やPM2.5がやってくるかもしれませんので使用するときは閉めきったほうがいいですね。

空気清浄機の集じん方式は、帯電させたフィルターに静電気でホコリを付着させる「イオン方式」、ファンで空気を集めてフィルターでホコリなどを取る「フィルター方式」、これらの2つを組み合わせた「電気集じん方式」の3つに分かれます。

3つの集じん方式

イオン方式

イオン方式はたばこの煙などを吸着する力はあるものの、花粉などの大きくて重さのある物質を集じんするほどの性能はないようです。フィルター交換が不要なためランニングコストは低いです。

ファンによる音がしないのはメリットですが、最近は他の2つの方式が主力商品になっています。

フィルター方式

フィルター方式は「HEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルター」と呼ばれる高性能フィルターを搭載するモデルがほとんどです。

HEPAフィルターは定格風量で0.3マイクロメートル以上の微小粒子状物質を99.97%捕集できます。多くの物質を吸い込むと目詰まりが起こるため、定期的な交換が必要になります。その交換費用がランニングコストになります。

電気集じん方式

電気集じん方式はファンで空気を集めてから粉塵を帯電させ電気集じんプレートに吸着させるというものです。フィルター方式はそのフィルターの目の細かさが細かいホコリなどを捕集するためのポイントになりますが、電気集じん方式は静電気によって電気集じんプレートに付着させるため、必ずしも高性能なフィルターを必要としません。

電気集じんユニットの手入れが手間ななり面倒な点ですが、フィルター交換が不要、もしくは耐用年数が長いためランニングコストは抑えられます。

フィルターに捕まるもの通り抜けるもの

フィルター方式の空気清浄機の性能を推測すると、物理的なフィルター繊維の密度により、0.3マイクロメーター以下に対応していないということがわかります。電気集じん方式は、電気集じんプレートの性能がどの程度のものなのか、メーカーではありませんのでわかりません。

0.3マイクロメートルというと、かなりの微粒子状の物質でも捕集できることになります。たとえば、PM2.5は2.5マイクロメートル以下の微粒子状物質ということが定義になっているくらいですから大部分はHEPAフィルターを通り抜けられないことになります。

花粉、カビ菌、ダニ、も0.3マイクロメートルよりも大きいです。ただし、インフルエンザの原因となるウィルスは、さらに小さく20~100ナノメートル(ナノメートルはマイクロメートルの1000分の1を表す単位)ですから捕集できません。

消臭効果はどうか

集じん機としてはかなりの効果を期待できそうですが、一方、残念ながら消臭性能はまったく期待できないと思います。もっとも、効果として消臭を挙げていないモデルも多いのですが。

しかしながら、なかには空気清浄機というと消臭効果も期待されているかもしれません。レビューなどを見ると「多頭飼いしているのにペットの臭いが消えた」なんて書いていたりします。気のせいなのでしょうか・・・。でも空気清浄というからには本来はにおいも消臭してほしいところです。

においの原因物質は大きさでいうと、約1ナノメートル、HEPAフィルターの捕集できる最も小さな物質が0.3マイクロメートルですからにおいの原因物質は、なんと!その300分の1の大きさ(小ささ)になります。また、化学物質ですから吸着しても、そもそもにおいは消えません。分解しないと完全な消臭にはならないのです。

結論としては空気清浄機は、粉塵(チリ、ホコリ、花粉、PM2.5、カビ、ダニ)の除去には効果的ですが、消臭や脱臭はあまり期待しないでおきましょう。

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光触媒クロスコーティングはトレーニングを受けたスタッフが室内の壁・天井へ光触媒をミスト状にして噴霧するサービスです。光触媒は電球、蛍光灯、LED照明などの光を受けると酸化力が働き、接触する臭いの原因物質を分解して除去します。また、分解するのは臭いだけではなく、ウィルス、大腸菌などの細菌、カビ類、ホルムアルデヒドなどの揮発性物質など様々な有害物質を分解して除去します。

空気清浄機のようなファンによる吸引はありませんが、壁面・天井面に光触媒をコーティングすることで広い範囲に消臭・除菌するエリアを確保します。電気代、交換フィルター、設置場所は一切必要ありません。非常に優れた性能で効果が実感できるのがよいところです!

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